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交錯世界

むーたんの一次創作を投げ込むブログです。絵も文もきっとあります。

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  • 2015⁄08⁄01(Sat)
  • 10:57

小噺①

 王こそが神、唯一神と崇め奉られる国サントルネシア。歴史的な建造物も多く残っており歴史を重んじ、尊重する国である。また身分というものが明確となり、貴族たちがより力を得るために権力を振りかざしている。その王都でもあるミレイユで今時代が動きつつあった。それは王だった男が暗殺され、次の王は誰だとまさに王位継承権を繰り広げているのだ。現在は仮に先代王の娘であり、王の妹である「運命」の名を持つデスティネを女王としている。暗殺された王は享楽溺れていたような独裁者であったため、実妹であるデスティネも「ファタリテ」と囁かれ、不運の象徴のように扱われた。そう扱われた原因はデスティネ本人にもあり、派手なものを好む傾向にあった。生まれたときから煌びやかな世界に在り、最初から贅沢三昧だったので欲が出れば派手なものに傾くのは致しかない部分もあっただろう。――そう、表向きにはいわれている。
 しかし、そんな彼女が今隠し部屋でぶっとい棒を握り締めて、泣きながら地面に描いていた。悪魔を召還する魔方陣だ。彼女は派手好きと思われていても実は権力を振りかざさない心の持ち主でもある。あの兄の妹として生まれたばかりに、彼女は肩身の狭い思いをした。確かに、「跪け」と権力を振りかざし命令すれば多くの者が跪いただろう。しかし、彼女はそれを望まなかった。派手なものを好むくせに小心者、兄に嫌われない程度に振舞っていたら民衆に嫌われてしまったのだ。彼女には夢があった。
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